認知・情動脳科学
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Program of Cognitive and Emotional Neuroscience

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認知・情動脳科学
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“人”と“地”の健康に、認知・情動脳科学の専門知識を習得して研究を実践し、製薬企業や教育研究機関等で活躍できる専門的技術者や研究者の育成で貢献

認知・情動脳科学プログラムでは、理学、工学、薬学、心理学などの幅広い出身者を対象として、学際的・融合的な教育、臨床現場や学内外施設との共同研究、研究室ローテーションなどの方法で幅広い視野からの教育を行い、重要で挑戦的な脳神経科学や脳神経疾患の研究テーマへの取組をとおして、製薬企業等における医薬品研究開発者、人工知能の開発者や技術者、アカデミアでの研究教育者等の人材の育成を目指しています。

研究テーマ

研究テーマピックアップ

  • 記憶のアップデートを指令する神経細胞集団を発見

    記憶のアップデートを指令する神経細胞集団を発見

    新たな経験をした際、関連する過去の経験と照合するが、過去と現在の経験の情報がどのように相互作用するかは不明でした。本研究では、過去に場所を記憶した際に活性化された後部頭頂葉皮質の神経細胞集団が、前帯状皮質を介して、場所記憶に新たな恐怖体験を結びつけ、恐怖記憶へとアップデートすることを発見しました。

  • 記憶のアップデートを指令する神経細胞集団を発見

    記憶のアップデートを指令する神経細胞集団を発見

    新たな経験をした際、関連する過去の経験と照合するが、過去と現在の経験の情報がどのように相互作用するかは不明でした。本研究では、過去に場所を記憶した際に活性化された後部頭頂葉皮質の神経細胞集団が、前帯状皮質を介して、場所記憶に新たな恐怖体験を結びつけ、恐怖記憶へとアップデートすることを発見しました。

  • 博士前期課程
  • 博士後期課程

教育目的・教育目標・3つのポリシー

大学院の目的

本学大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。

教育研究上の目的

幅広い観点から認知・情動脳科学の専門知識を習得して研究を実践し、研究成果の発表、研究論文の作成を行った経験を活かし、製薬企業等で活躍できる専門的技術者や研究者及び教育関係で活躍できる研究者を養成することを目的とする。また、さらに博士課程に進学して脳神経科学分野の学際的研究者や企業や研究機関での高度な医薬品研究開発者として活躍ができる能力を身に付けた人材を養成する。

ディプロマ・ポリシー

修了認定・学位授与の方針

認知・情動脳科学プログラム博士前期課程では、幅広い知識を基盤とする高い専門性、総合的な判断力と、人間尊重の精神を基本とする豊かな創造力を培い、認知・情動脳科学関連領域の研究者・教育者・技術者として学術研究の進歩や社会に積極的に貢献できる人材を育成することを目的としている。
この目的に基づいて、原則2年以上在学して必要な研究指導を受け、「基盤的能力」、「専門的学識」、「倫理観」、「創造力」を身につけ、定められた教育課程で十分な学修成果を上げた者に修士(神経科学)の学位を授与する。

到達目標及び到達指標

基盤的能力

  • 〈学修成果〉研究分野における基本的な情報収集、論理的思考、情報発信、英語論文の基本的な理解と概説、研究内容について他者との議論ができる、などの研究を支える基盤的能力を身につけている。
  • 〈到達指標〉幅広い科目の中から、共通科目や選択科目などを選択して履修し、認知・情動脳科学プログラム博士前期課程で定める修了要件に必要な授業科目を修得して単位を取得していること。

専門的学識

  • 〈学修成果〉専門分野の科目を履修し、知識や論文内容について理解し、他者と議論できる学識を身につけている。専門研究分野の学会などにおいて、情報収集、議論、情報発信ができる専門的な学識を身につけている。
  • 〈到達指標〉専門分野科目の必要単位を習得する。専門分野における研究課題の解決方法が実践できる。研究成果を専門分野の学会で発表し、議論できる。主指導教員以外の論文予備審査委員会を配し、修士課程の学位論文の新規性、学術的重要性、発展性等の観点から複数の委員による厳正な審査を経て認められた学位論文を提出すること。

倫理観

  • 〈学修成果〉専門領域及びその周辺領域での研究不正について説明でき、研究倫理に関する基本的な規範意識を身につけている。
  • 〈到達指標〉研究倫理教育科目を履修し、合格・修了していること。研究に必要な研修(臨床研究、遺伝子組換え実験、動物実験、放射線使用実験など)を受講し、生命倫理・研究者倫理を身につけ、社会規範に沿った適切な行動が取れること。

創造力

  • 〈学修成果〉認知・情動脳科学特別研究の成果に基づく学位論文を執筆できる能力を身につけている。得られた研究成果やその価値を説明、議論できる能力を身につけている。
  • 〈到達指標〉特別研究の単位を修得し、修士課程の学位論文審査及び最終試験を受け、合格の判定を受けていること。

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成方針

認知・情動脳科学プログラム博士前期課程では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる4つの能力を修得させるため、体系的な教育課程を編成する。
医学、薬学、理工学、人文科学との協同体制を基盤とし、認知・情動脳科学を総合した特色ある教育課程を編成する。

教育課程実施方針

2年間の講義・演習・実験実習によるカリキュラムを実施する。講義は、大学院共通科目、医薬理工学環共通科目を履修する他、各分野が実施するものを学生が主体的に選択できるものとする。
演習と実験実習は、研究室等で実施する。

学修内容、学修方法及び学修成果の評価方法

基盤的能力

  • 〈学修内容〉学士課程までで学修、構築した基礎学力を基に、認知・情動脳科学プログラム博士前期課程で必要な科目の講義を実施する。
  • 〈学修方法〉認知・情動脳科学プログラム博士前期課程独自のカリキュラムを必要単位数に応じて学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各授業科目にて実施する試験、レポート、プレゼンテーション等により学修到達度を評価する。

専門的学識

  • 〈学修内容〉専門領域及びその周辺領域の科目を修了必要単位に応じて学修する。専門の知識や研究関連論文の学修。学会発表のための学修。
  • 〈学修方法〉本プログラムの独自科目である情動神経科学序論や脳認知学序論等を学修する。配属研究室では、専門的学識、研究方法、研究成果発表について学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉学修到達目標により履修科目の評価を行う。また、所属研究室では、能動的学修(アクティブラーニング)に対して評価を行う。

倫理観

  • 〈学修内容〉研究分野における研究不正と研究倫理について共通科目並びにe-ラーニング、研究に必要な法律などに関する研究会などで学修する。
  • 〈学修方法〉共通科目である「研究倫理」を学修する。e-ラーニングの研究倫理教育を受講する。研究に必要な研修(臨床研究、遺伝子組換え実験、動物実験、放射線使用実験など)の受講する。
  • 〈学修成果の評価方法〉学修態度、課題の成績等により、医薬理工の各分野における安全・倫理に関する正しい知識と意識を評価する。e-ラーニングの研究倫理教育の合格・修了、及び研究に必要な研修の受講状況により評価する。

創造力

  • 〈学修内容〉専門領域及び周辺領域の知識と自身の研究課題を元に独創的な研究を進め、修士課程の学位論文や学会での研究成果の発表方法などを認知・情動脳科学特別研究で学修する。
  • 〈学修方法〉認知・情動脳科学特別研究において、自身の研究課題解決のための先行文献の調査、研究計画の立案、研究仮説の実験等による検証を行い、創造力を養う。
  • 〈学修成果の評価方法〉研究の進捗状況、得られた研究成果の新規性や発展性を評価する。

アドミッション・ポリシー

入学者受入れの方針

認知・情動脳科学プログラム博士前期課程では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に示す人材育成の目的に基づき、総合的な判断力を持った創造性豊かな研究者及び技術者を志し、認知・情動脳科学の基礎を学びたいという意欲を持つ者を受け入れる。

入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)

学部卒業見込みの者だけでなく、社会人等の多様な学生を受け入れるため、4月入学と10月入学を認め、年2回の入学者選抜を実施する。また外国人留学生特別入試を実施する。

一般入試

入学者の選抜は、小論文・適性検査、外国語(英語)試験、口述試験及び成績証明書の成績により、4年制学部卒業相当の学力、意欲、能力等について評価する。

外国人留学生特別入試

入学者の選抜は、小論文・適性検査、外国語(英語)試験、口述試験及び成績証明書の成績により、4年制学部卒業相当の学力、意欲、能力等について評価する。

求める資質・能力

基盤的能力

  • 〈求める資質・能力〉認知・情動脳科学を中心とした神経科学分野の研究を遂行するにあたり、それを支える生命科学、工学、人文科学などの基礎的能力を持っている。
    脳神経科学、認知科学、生命科学分野での専門的及び学際的な物事に深い興味を持ち、高度かつ最先端の研究を遂行する意欲がある。

専門的学識

  • 〈求める資質・能力〉自らの専門領域において、解決すべき課題を設定できる。
    自らの専門性のみならず、その周辺領域にも強く関心を持っている。

倫理観

  • 〈求める資質・能力〉一般的な倫理観、道徳観を身につけている。

創造力

  • 〈求める資質・能力〉自らの専門領域およびその周辺領域において、課題の設定や解決に向けて創造性豊かに取り組み、研究を通じて社会に貢献したいという意欲を持っている。

カリキュラム・履修モデル

カリキュラムマップ

認知・情動脳科学プログラムカリキュラムマップ

履修モデル

研究テーマ:認知・記憶機能を担う分子と神経回路の解明研究

養成する具体的な人材像:脳神経科学分野において認知・記憶機能の機構解明に貢献する学際的研究者

大学院共通科目 学環共通科目 プログラム専門科目
専門科目 特別研究
1年次 1T
研究倫理 1
英語論文作成Ⅰ 1
英語ジャーナルクラブ1 1
認知・情動脳科学特別研究 10
2T
研究者としてのコミュニケーション:基礎と応用 1
神経解剖生理病態学 1
細胞内シグナル伝達計序論 1
研究室ローテーション実習 2
3T
科学技術と持続可能社会 1
ファーマ・メディカルバイオ序論 1
理工系生命科学特論 1
細胞・システム生理序論 1
脳機能再建学序論 1
4T
創剤学特論 1
神経病態生理学序論 1
神経情報伝達物質化学序論 1
2年次 1T
精神疾患学序論 1
神経システム工学序論 1
2T
脳認知学序論 1
英語ジャーナルクラブ2 1
3T
4T
取得単位数 4 4 12 10
22

修得単位数合計:30単位

研究テーマ:神経変性疾患に対する創薬研究

養成する具体的な人材像:製薬企業で神経変性疾患に関する創薬研究に貢献する医薬品開発者

大学院共通科目 学環共通科目 プログラム専門科目
専門科目 特別研究
1年次 1T
研究倫理 1
英語ジャーナルクラブ1 1
認知・情動脳科学特別研究 10
2T
知的財産法 1
地域共生社会特論 1
神経解剖生理病態学 1
細胞内シグナル伝達計序論 1
研究室ローテーション実習 2
3T
科学技術と持続可能社会 1
ファーマ・メディカルバイオ序論 1
応用和漢医薬学特論 1
細胞・システム生理序論 1
脳機能再建学序論 1
中枢神経薬理学序論 1
4T
創剤学特論 1
神経病態生理学序論 1
2年次 1T
精神疾患学序論 1
神経システム工学序論 1
2T
人工知能学序論 1
英語ジャーナルクラブ2 1
3T
4T
取得単位数 4 4 12 10
22

修得単位数合計:30単位

教員一覧

研究領域 教員氏名 リンク
解剖学 教授一條 裕之
解剖学 助教竹内 勇一
統合・神経科学 教授田村 了以
統合・神経科学 准教授中島 敏
生化学 教授井ノ口 馨
生化学 准教授宮本 大祐
生化学 助教野本 真順
システム機能形態学 教授伊藤 哲史
分子神経科学 教授森 寿
分子神経科学 准教授吉田 知之
神経精神医学 教授鈴木 道雄
神経精神医学 准教授髙橋 努
神経精神医学 講師樋口 悠子
神経精神医学 講師古市 厚志
神経精神医学 助教笹林 大樹
脳神経外科学 教授黒田 敏
臨床心理学・認知神経科学 教授袴田 優子
行動生理学 教授髙雄 啓三
システム情動科学 准教授西丸 広史
システム情動科学 助教松本 惇平
システム情動科学 助教瀬戸川 剛
病態・病理学 講師山本 誠士
応用薬理学 教授久米 利明
薬物治療学 教授新田 淳美
分子神経生物学 准教授田渕 明子
生体制御学 教授望月 貴年
生体制御学 教授松田 恒平
生体制御学 講師中町 智哉
生体情報処理 教授田端 俊英
人工知能 教授唐 政
人工知能 准教授高 尚策
脳・神経システム工学 教授川原 茂敬

教育目的・教育目標・3つのポリシー

大学院の目的

本学大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。

教育研究上の目的

脳神経科学研究分野の幅広い知識、技術、研究手法を教授し、脳神経科学の基礎研究や脳神経疾患に対する治療法等の開発などを主体的に行える研究者・教育者・技術者など高度な人材の育成を目的とする。

ディプロマ・ポリシー

修了認定・学位授与の方針

認知・情動脳科学プログラム博士後期課程では、幅広い学識基盤と高度の専門性、人間尊重の精神を基本とする高い倫理観と、総合的な判断力、豊かな創造力を兼ね備え、認知・情動脳科学をはじめとする神経科学や基礎医学の幅広い分野で先導的に活躍して学術研究の進歩や社会に積極的に貢献できる研究者・教育者を育成することを目的としている。
この目的に基づいて、原則3年以上在学して必要な研究指導を受け、「基盤的能力」、「専門的学識」、「倫理観」、「創造力」を身につけ、定められた教育課程で十分な学修成果を上げた者に博士(神経科学)の学位を授与する。

到達目標及び到達指標

基盤的能力

  • 〈学修成果〉研究遂行に必要な最先端の認知・情動脳科学に関する豊かな学識と総合的な判断力を身につけている。
  • 〈到達指標〉講義科目の修了要件単位を修得していること。

専門的学識

  • 〈学修成果〉認知・情動脳科学関連領域で自立して研究活動を行う教育研究者、高度な業務に従事する専門職業人として必要な専門知識、技術を身につけている。
  • 〈到達指標〉「認知・情動脳科学特別演習」及び「認知・情動脳科学特別研究」の単位を修得していること。

倫理観

  • 〈学修成果〉教育研究者として活動する上で必要な研究倫理や関連する法令の規範意識及び人間尊重の精神を身につけている。
  • 〈到達指標〉「認知・情動脳科学特別研究」の単位を修得していること。
    研究倫理に関する規範意識を身につけていること。

創造力

  • 〈学修成果〉豊かな専門知識、高度の技術を統合、応用して創造性の高い研究を遂行し、認知・情動脳科学関連領域の諸課題を解決するための豊かな学識、及び研究成果やその価値を説明、議論できる高度の能力を身につけている。
  • 〈到達指標〉特別研究の単位を修得し、博士の学位論文審査及び最終試験を受け、合格の判定を受けていること。

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成方針

認知・情動脳科学プログラム博士後期課程では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる4つの能力を修得させるため、体系的な教育課程を編成する。
医学、薬学、理工学、人文科学との協同体制を基盤とし、認知・情動脳科学を総合した特色ある教育課程を編成する。

教育課程実施方針

3年間の講義・演習・実験実習によるカリキュラムを実施する。講義は、大学院共通科目、学環共通科目を履修する他、各分野が実施するものを学生が主体的に選択できるものとする。
演習と特別研究は、研究室等で実施する。

学修内容、学修方法及び学修成果の評価方法

基盤的能力

  • 〈学修内容〉認知・情動脳科学関連領域の最先端の知識と技術の修得のために、特論、実習等を実施する。
  • 〈学修方法〉講義及び実習形式により学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各授業科目にて実施する試験、レポート、プレゼンテーション等により成績評価基準に基づき総合的に評価する。

専門的学識

  • 〈学修内容〉認知・情動脳科学関連領域の教育研究者、高度な業務に従事する専門職業人として必要な高度の専門知識、技術を修得するために、演習及び「認知・情動脳科学特別研究」を実施する。
  • 〈学修方法〉専門講義科目では対面又は多様なメディアを高度に利用して学修する。演習科目では、各専門分野における最新の知見について紹介するとともに、それに基づく討論を行う。
    「認知・情動脳科学特別研究」では、各分野における背景に基づいて設定された研究課題に取り組みながら、専門知識や技術について実践的に指導を受ける。
    融合型・分野横断的教育を目的として、分野を横断した他の研究室での実験・実習指導や他分野の教員を副指導教員とするシステムを導入する。
  • 〈学修成果の評価方法〉プレゼンテーションや質疑応答を行い、その成果を総合的に評価する。

倫理観

  • 〈学修内容〉高度専門職業人又は教育研究者として活動する上で必要な研究倫理の規範意識や人間尊重の精神を養うために、研究倫理教育を実施する。
  • 〈学修方法〉特別研究を中心に主指導教員、副指導教員等から研究倫理の規範意識や人間尊重について指導を受ける。
    また博士前期課程で大学院共通科目「研究倫理」を履修していない場合は、講義及びe-ラーニング形式により必ず学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉法令・研究倫理の遵守に関する学位論文評価基準により評価する。

創造力

  • 〈学修内容〉創造性の高い研究を遂行するための豊かな学識及び研究価値を説明、議論できる高度の能力の修得のために、「認知・情動脳科学特別研究」を実施し、専門領域及び周辺領域の知識と自身の研究課題を元に独創的な研究を進め、博士の学位論文を作成とともに、博士論文発表会にて発表を行う。
  • 〈学修方法〉論文及び発表資料の作成法やプレゼンテーションの手法を研究室の教員から指導、添削を受け、博士論文を完成させる。
  • 〈学修成果の評価方法〉博士論文発表会のプレゼンテーションや質疑応答、学位論文評価基準に基づく博士論文の審査及び試験により総合的に評価する。

アドミッション・ポリシー

入学者受入れの方針

認知・情動脳科学プログラム博士後期課程では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に示す人材育成の目的に基づき、総合的な判断力を持った創造性豊かな研究者・教育者及び技術者を志し、認知・情動脳科学の最先端を学びたいという意欲を持つ者を受け入れる。

入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)

大学院博士前期(修士)課程修了見込みの者だけでなく、社会人等の多様な学生を受け入れるため、4月入学と10月入学を認め、年2回の入学者選抜を実施する。また外国人留学生特別入試を実施する。

一般入試

入学者の選抜は、小論文・適性検査、外国語(英語)試験(原則として外部試験の成績提出)、口述試験及び成績証明書の成績により、大学院博士前期(修士)課程修了相当の学力、意欲、能力等について評価する。

外国人留学生特別入試

入学者の選抜は、小論文・適性検査、外国語(英語)試験(原則として外部試験の成績提出)、口述試験及び成績証明書の成績により、大学院博士前期(修士)課程修了相当の学力、意欲、能力等について評価する。

求める資質・能力

基盤的能力

  • 〈求める資質・能力〉認知・情動脳科学を中心とした神経科学分野の高度な研究を遂行するにあたり、それを支える生命科学、工学、人文科学などの大学院博士前期(修士)課程修了程度の能力を持っている。
    脳神経科学、認知科学、生命科学分野での専門的及び学際的な物事に深い興味を持ち、高度かつ最先端の研究を遂行する意欲がある。

専門的学識

  • 〈求める資質・能力〉大学院博士前期(修士)課程修了レベルの基礎知識及び語学力を身につけている。
    自らの専門領域において、解決すべき課題を設定できる。
    自らの専門性のみならず、その周辺領域にも強く関心を持っている。

倫理観

  • 〈求める資質・能力〉一般的な倫理観、道徳観を身につけている。

創造力

  • 〈求める資質・能力〉自らの専門領域およびその周辺領域において、課題の設定や解決に向けて創造性豊かに取り組み、研究を通じて社会に貢献したいという意欲を持っている。

カリキュラム・履修モデル

カリキュラムマップ

認知・情動脳科学プログラムカリキュラムマップ

修了要件:16単位以上修得及び博士論文試験・審査に合格

履修モデル

研究テーマ:認知・情動脳科学をはじめとする神経科学

養成する具体的な人材像:幅広い学問領域の先端的融合を推進し、脳神経科学分野の基礎臨床研究のみならず精神疾患や認知症の新たな診断や治療法の開発を行うことができる学際的研究人材や医薬品開発人材

大学院共通科目 学環共通科目 プログラム専門科目
専門科目 特別研究
1年次 1T
認知・情動脳科学特論 1
認知・情動脳科学特別研究 10
2T
先端研究企画演習 1
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
4T
2年次 1T
2T
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
4T
3年次 1T
認知・情動脳科学特別演習 2
2T
3T
4T
取得単位数 2 1 3 10
13

研究テーマ:精神疾患や認知症の新たな診断や治療法の開発

養成する具体的な人材像:認知・情動脳科学関連領域で自立して研究活動を行う教育研究者 

大学院共通科目 学環共通科目 プログラム専門科目
専門科目 特別研究
1年次 1T
認知・情動脳科学特別研究 10
2T
先端研究企画演習 1
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
4T
2年次 1T
認知・情動脳科学実習 1
2T
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
4T
3年次 1T
認知・情動脳科学特別演習 2
2T
3T
4T
取得単位数 2 1 3 10
13

教員一覧

研究領域 教員氏名 リンク
解剖学 教授一條 裕之
統合・神経科学 助教中村 友也
統合・神経科学 准教授中島 敏
生化学 教授井ノ口 馨
生化学 准教授野本 真順
システム機能形態学 教授伊藤 哲史
分子神経科学 准教授吉田 知之
神経精神医学 准教授髙橋 努
神経精神医学 講師樋口 悠子
神経精神医学 講師笹林 大樹
臨床心理学・認知神経科学 教授袴田 優子
行動生理学 教授高雄 啓三
システム情動科学 教授西丸 広史
システム情動科学 助教松本 惇平
システム情動科学 助教瀬戸川 剛
病態・病理学 准教授山本 誠士
応用薬理学 教授久米 利明

 

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